リンクの名称と役割
カーリングの競技に必要なシートが設置されたリンクをカーリングリンク、カーリングリンクのある施設をカーリングホールといいます。
カーリングリンクに描かれた部位のそれぞれの名称は画像のとおりです。
ハックからハックまでの長さは約42メートルあり、数シート並んでいるとかなり規模の大きなホールになります。
シートの表面にはべブルという氷の粒が作られます。
べブルは専用の散水機を使って霧状の蒸留水を散布することで作られます。
この氷の粒があることによってストーンとシートとの摩擦が減り、長い距離をスピードを落とさずに滑らせる事が出来ます。
べブルの状態や微妙なコントロールがすぐにストーンの軌道に影響するカーリングのリンクは、コンディションが一定となる屋内に設置されるのが好ましいのですが、シートを所有するリンクはまだまだ国内には多くありません。
それぞれの部位の名称と役割
- シート
- カーリングの行われる長さ42.06m、幅4.75mの範囲をシートといいます。
- ハウス
- ダーツの的のような同心円をハウスといいます。投球者はハウスの中心を狙って投球します。
投げる側にあるハウスの事をスターティングハウスといい、反対側のハウスをターゲットハウスといいます。 - ハック
- 固定された蹴り台があります。投球者はハックを蹴って勢いをつけて滑り出します。
- センターライン
- シートの中央を通る、両側のハックを結んで縦に引かれたラインです。
- サイドライン
- シートの両側に引かれたラインです。
- ホッグライン
- ハウスの手前に引かれた横ラインです。
ストーンを投げる時にスターティングハウス側のホッグラインをストーンに触れたまま超えてしまうと失格になります。
投げたストーンがターゲットハウス側のホッグラインを超えられない場合も失格になります。
このラインを超えなかったストーンは失格となり、取り除かれます。 - バックライン
- ハウスの下側に接地して引かれた横ラインで、これを超えてしまったストーンは失格となり、取り除かれます。
- ティーライン
- ハウスの中心に引かれた横ラインで、ティーラインとセンターラインの交差するハウスの中央をボタンといいます。